いろいろな食品会社様のHACCP及びFSSC22000等の認証取得のご支援させていただいておりますが、最近、顧客監査(卸や販売会社様の監査)が多く見受けられます。たとえFSSC22000を認証していても、一度は現場を自分の目で見て確認しておきたいと考える顧客が多く、それは当然のことと思います。

 FSSC22000認証取得、JFS-B適合証明をしたとしても、それは審査時の一部のサンプリングでの結果であります。さらに、食品安全マネジメントシステムのしくみができていることの証明をいただいたものの、PDCAを回さなければ何の意味もありませんし、課題を放置すると大きなトラブルにつながります。内部監査をはじめ自分たちで課題を抽出し継続的に改善していくことが大事ですし、顧客監査は、さらにレベルアップする良い機会であり、新たな視点で指摘を受けたことはまさに改善の機会をいただいたと真摯に受け止め改善していくことが重要です。

 食品事故、食中毒、回収等が絶えません。それだけに5Sをはじめとした基本をしっかりと、そして小さな課題でも一つ一つ解決していく継続的な改善が重要と感じています。