EXPO2025大阪・関西万博が4月13日に開幕します。いろいろなキャンペーンで「チケットが当たる!」に応募していますが、未だに反応なし(涙)。そんな中、産経新聞に、食品提供や空気環境などを衛生面で監視・指導する「会場衛生監視センター」が2月3日、会場予定地の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)に開設され、万博を運営する日本国際博覧会協会が設置し、市保健所が運営。大阪府職員を含む計11人態勢で業務を開始したと報道されました。
センターでは万博開幕まで、会場内で飲食店の出店を計画する食品関係者らを対象に、衛生面での相談に応じ、営業許可業務を実施。会期中は食中毒予防のため各飲食店の食品衛生の取り組みを監視・指導するほか、パビリオンなどの施設内では空気環境測定、水道や噴水などの水質検査も行い、細菌検査室で、食中毒の疑いがある事例が発生した場合などには簡易的な検査も実施できるそうです。
以下の参考資料①、②にも、『HACCPに沿った衛生管理等の運用状況について、事業者が作成した衛生管理計画や衛生管理の実施状況の記録等を確認し、必要な指導及び助言を行う。』と、当然、HACCPに沿った衛生管理が求められています。
<参考資料①>2025 年日本国際博覧会の会場内における食品衛生対策監視指導マニュアル
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000632/632212/05kaijyounaishokuhinn.pdf
<参考資料②>2025 年日本国際博覧会における会場衛生実施計画
https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/eisei_jissikeikaku.pdf
また、農産物の調達基準についても、以下の参考資料③に、GAP、有機JAS、ノウフクJAS、食品ロスなどに配慮したものが求められています。
<参考資料③>持続可能性に配慮した調達コード(第3版) 解説<個別基準:農産物>
不特定多数の方が大勢来られる会場全体の衛生管理。食品関係事業者様一人ひとりが食品衛生の意識を高く持って、会場に訪れたすべての方々が、安全に安心して過ごせることを前提に、博覧会の成功を祈っています。