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食品工場経験を活かし5Sを基本にHACCP導入を親身に支援します

月度アーカイブ: 9月 2019

HACCPとゴルフ

私のゴルフはうまくないが、健康に良く、そして何よりも一緒にラウンドできる人との楽しい一日に至福を感じ大好きである。しかし、本当にゴルフは奥深く難しい・・・。林の中、池の中に喜んでボールが入っていく。うまい人からコースマネジメントをしっかりしないと、とアドバイスをいただく。HACCPも奥深く難しく感じるかもしれないが、いかに大けがをしないか、そのためのマネジメントの手段である。食中毒、異物混入などで信頼を失い営業の存続が危うくなった事例もある。そうならないためにも、あらかじめリスクを抽出し、優先順位をつけて管理(マネジメント)する。このHACCPの手法を理解し実践することで、重大事故防止はもちろん、従業員の食品衛生意識の向上にもつながり、品質向上、さらに売り上げ向上にもつながる。より多くの皆様が3S(健やか、スマイル、至福)を感じるためにも、HACCPで安心・おいしさを追求していきたい。ゴルフを楽しみながら♪

HACCPとIEの融合

 8月末から「群馬ものづくり改善インストラクタースクール」に通い始め、3回目の9月11日(水)。3回目の内容は「IE: Industrial Engineering」について、多くを学ぶことができました。IEは、「価値とムダを顕在化させ、資源を最小化することでその価値を最大限に引き出そうとする見方・考え方であり、それを実現する技術」。狭義のIEは、生産性向上で、特に労働生産性に目的を絞って作業研究とも呼ばれているとのこと。IEの分析手法として5つ。①工程分析、②連合作業分析、③動作分析、④稼働分析、⑤時間分析。そこでHACCPの手法に目を向けると、「HACCP 7原則12手順」の中で、手順4「フローダイアグラム(製造工程図)の作成」手順5「フローダイアグラム(製造工程図)の現場確認」がある。HACCPの食品衛生の観点からとIEの生産性向上の観点を合わせ現場の確認することのメリットは大きいと感じる。また、手順6の「危害要因分析」の分析には交差汚染の観点から①物の動線②人の動線の把握が必要となり、これもまさに食品衛生の観点からと生産性向上の観点を合わせて現場を確認・改善するメリットは大である。手順12の「記録の保存方法の設定」などHACCP導入には、記録の負荷が増えることによる抵抗も大きいが、HACCPとIEをうまく融合して進めることで、安全・安心のものづくりと生産性向上を成し遂げることができる良いチャンスである。今後も自分磨きを続け学び続けることでより多くの企業様、皆様に喜ばれるよう取り組んでいきたい。(mack記)

HACCP対応工場新設について

HACCP対応工場新設について考えてられる皆様へ

1. 新工場建設にあたって
(1) コンセプトをしっかりと持つ
(2) 貴社の強みを活かす、弱みを克服する機会と捉える
(3) 現状の生産量・生産品目と将来構想計画をたてる
(4) 予算計画(土地、建物、設備、ユーティリティー等々、イニシャルコストとランニングコスト、人員計画、公的な補助金・融資)は確実に
(5) スケジュール(いろいろな手続きで時間がかかる)
(6) 設計・施工のパートナー選び(食品工場の理解、アフターフォローも重視)
(7) 最新技術の収集(類似施設見学、AI、IoT、自働化)

2. 新工場建設に向けた具体的な行動
(1) 土地選定
  広さ、地盤、アクセス、近隣環境への影響(臭気、騒音、振動、排気、排水等々)を考慮
(2) 建物
  構造(鉄骨、鉄筋、プエハブ・・)、広さ、高さ、ゾーニング、低温環境、
防水環境、外装・内装材料
(3) 設備
  移設または新規購入、生産方式、生産機器仕様書、製造ラインレイアウト
(4)ユーティリティー
  電源、エアー、喚起、水、排水、メンテナンススペース、部品置場、
省エネルギー
(5)従業員関連施設(玄関、更衣室、便所、通路、休憩所・・)
  交差汚染防止、従業員に優しく
(6)HACCP対応:ソフト対策とハード対策のバランス
  ①ドライ化
  ②ゾーニング(清潔作業区域、準清潔作業区域、汚染作業区域)
  ③動線計画 : ①物  ②人  ③空気
    ④従業員教育

3. FSSC22000認証取得に向けた対応も並行して進める
 販路拡大、従業員意識向上(=品質向上)

                             以上