8月末から「群馬ものづくり改善インストラクタースクール」に通い始め、3回目の9月11日(水)。3回目の内容は「IE: Industrial Engineering」について、多くを学ぶことができました。IEは、「価値とムダを顕在化させ、資源を最小化することでその価値を最大限に引き出そうとする見方・考え方であり、それを実現する技術」。狭義のIEは、生産性向上で、特に労働生産性に目的を絞って作業研究とも呼ばれているとのこと。IEの分析手法として5つ。①工程分析、②連合作業分析、③動作分析、④稼働分析、⑤時間分析。そこでHACCPの手法に目を向けると、「HACCP 7原則12手順」の中で、手順4「フローダイアグラム(製造工程図)の作成」手順5「フローダイアグラム(製造工程図)の現場確認」がある。HACCPの食品衛生の観点からとIEの生産性向上の観点を合わせ現場の確認することのメリットは大きいと感じる。また、手順6の「危害要因分析」の分析には交差汚染の観点から①物の動線②人の動線の把握が必要となり、これもまさに食品衛生の観点からと生産性向上の観点を合わせて現場を確認・改善するメリットは大である。手順12の「記録の保存方法の設定」などHACCP導入には、記録の負荷が増えることによる抵抗も大きいが、HACCPとIEをうまく融合して進めることで、安全・安心のものづくりと生産性向上を成し遂げることができる良いチャンスである。今後も自分磨きを続け学び続けることでより多くの企業様、皆様に喜ばれるよう取り組んでいきたい。(mack記)