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食品工場経験を活かし5Sを基本にHACCP導入を親身に支援します

カテゴリー: HACCP

HACCP導入支援と「飲食店・食品製造事業者向け HACCPセミナー」

2023年9月11日(月)14:00~16:00に、みどり市商工会様にお世話になり、「飲食店・食品製造事業者向け HACCPセミナー」を、みどり市商工会大会議室にて開催します。

食品事業者様はすでにHACCPに沿った対応をされていると思いますが、今取り組んでいることで大丈夫なのか?今後、運用を継続していくためのポイントは?さらなる効果的な運用方法は?などなど、まだまだ不安な部分もあるとのことで開催の運びとなりました。

今一度、今までの運用を振り返り、確実に運用するにはどうしたら良いか?HACCPの基本を押さえ、一般衛生管理の重要性も再認識しながら、食品安全の取組みについて、さらに理解を深めていただき、実践に結び付けていただければと思います。

みどり市は、緑と花があふれ、わたらせ渓谷鐵道が走るまち。日本酒、しょうゆ、うどん、すいとん、トマトなどおいしいものがいっぱい。

まさに、食の安全を基盤においしい食を提供し続けることができる街の一助になれば幸いです。

 <みどり市商工会HPより>

https://www.midori-sci.or.jp/news/sci/%e9%a3%b2%e9%a3%9f%e5%ba%97%e3%83%bb%e9%a3%9f%e5%93%81%e8%a3%bd%e9%80%a0%e4%ba%8b%e6%a5%ad%e8%80%85%e5%90%91%e3%81%91%e3%80%80haccp%e3%82%bb%e3%83%9f%e3%83%8a%e3%83%bc%e9%96%8b%e5%82%ac%ef%bc%81

HACCP導入支援と「ぐんま6次産業化等イノベーションチャレンジ塾2023」

令和5年9月5日(火)~令和6年1月23日(火)まで計11回にわたり、「ぐんま6次産業化等イノベーションチャレンジ塾2023」(主催:群馬県・群馬県農山漁村発イノベーションサポートセンター、会場:群馬県商工会連合会)が開催されます。

農山漁村には、農林水産物、自然環境、動植物、伝統文化等の様々な地域資源があり、これらを活用した6次産業化、農泊、ジビエの利活用などが新たなビジネスモデルとして注目されています。「ぐんま6次産業化等イノベーションチャレンジ塾2023」は、多様な地域資源を活用した「稼げる!儲かる!夢のある!ビジネス」の理論と実践力を習得するための研修会です。内容は、マーケティング、ブランド戦略、IT活用、衛生・品質管理、財務会計・資金調達、商品開発のポイント、事業計画の作成など、地域資源を活用した新たなビジネスに向けた理論と実践力を習得できる内容です。(「ぐんま6次産業化等イノベーションチャレンジ塾2023」チラシから引用)

その塾の一コマ「衛生・品質管理」の講座、光栄にも昨年に引き続き私(横幕和幸)が担当することになりました。また、同じ開催日に、群馬県の方が、「食品衛生法に基づく各種手続き」について説明いただけるということで、参加者の皆様がより身近に営業許可や営業届出等について理解いただき、最初の障壁が低くなることを期待したいです。私も、参加者が、食中毒や異物混入等で失敗しないよう食品衛生の知識をしっかりと身に着けていただき実行に移していただきますよう、基本的なところから実践編までの内容を考えております。より多くの皆様に喜んでいただき、食の安全・おいしさに貢献していきたいと思います。

定員50名(先着順)、参加費は無料! 私からも地域資源を活用した新たなビジネスに興味・関心のある皆様の参加をお待ちしております。

「ぐんま6次産業化等イノベーションチャレンジ塾2023」

HACCP導入支援と「有機JAS」

最近、有機JAS認証についての問い合わせが増えてきました。

【有機JASマーク】

太陽と雲と植物をイメージしたマークです。 農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類に付けられています。

【有機JAS規格】

有機JAS規格(以下、有機JAS)は、JAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づいた生産方法に関する規格です。有機JASに適合した生産が行われていることを、登録認証機関が検査・認証します。認証された生産者や事業者には、有機JASマークの使用が認められます。

【有機JAS認証】

有機JAS認証を受けるためには、農林水産大臣に登録された第三者機関である登録認証機関に申請しなければなりません。登録認証機関は有機JASに適合した生産が行われているかどうかを検査し、その結果、認証された生産者や事業者のみが有機JASの認証を得ることができます。

有機JAS認証制度で対象となるのは農畜産物や加工品ではなく、それらを生産するために経てきた工程です。有機JASは生産工程を評価する制度なのです。有機JASマークが表示のある農畜産物や加工品は、有機JASの生産工程を経ていることが証明されているものとなります。

 まさにHACCPの考え方と同じ。工程で品質が造り込まれることを改めて思いを強くしました。

また、有機JAS認証のメリットとして以下が考えられます

  • 新たな販路を獲得できる
  • 信頼性の高い作物を生産できる
  • 有機、オーガニックを名乗れる
  • 有機農産物として輸出できる

有機JAS認証に向けてのご支援もできるよう準備を進めています。より多くの皆様にお役にたて、喜んでいただければとてもうれしく思っております。

以上

HACCP導入支援と「JGAP / ASIAGAP 指導員 現地研修」

先週(6月9日)、つくば市で、GAP 総合研究所の指導員現地研修が開催され参加してきました。

この研修は以下の特徴があり、認証農場のマニュアル・管理ルール・記録帳票などの実物を見たり、農薬保管庫や農産物取り扱い施設の現場を確認しながら、まさに現場・現物で経験豊富な講師(武田泰明様)から指導員としての農家の方との会話や指導方法のノウハウも聴くことができ、大変有意義な研修でした。

<現地研修の特徴(GAP総合研究所HPより)

1.GAP 総合研究所が研修用農場として契約している JGAP/ASIAGAP 認証農場(農業生産法人・20ha)で現地研修を行うため、農場の中でたっぷり時間をかけて学ぶことができる。

2.実際の農場で行うため、日々使われているマニュアル・帳票・記録・動いている現場をすべて見る事ができる。

3.「農場のリスク」の考え方と解決方法にポイントを置き、他の農場指導にも応用できるようにカリキュラムが組まれている。

4.研修用にわざと不適合な部分を準備し、それを改善していくワークショップがカリキュラムに組み込まれており、GAP 指導の疑似体験ができる。

5.JGAP 認証と ASIAGAP 認証の両方を持つ農場で研修するため、JGAP と ASIAGAP の差分について、わかりやすく学べる。

また、講師である武田様の熱い思いや豊富な経験に裏付けされた次のお言葉にも感銘しました。

①GAPとは:農場の自主管理能力を高める活動

(審査、指導だけでは限界。農場は絶えず変化している。)

②GAPの取組みは全ての農家に勧めている。

③GAP認証は全ての農家に勧めていない(販売戦略で判断)

ただ、GAP認証したからといって販路が増えるわけではない、営業努力が必要

④リスク評価表は、ただの議事録。農家の方と一緒にリスク評価をすることが大事。

⑤適合基準と示唆を分けて話すこと

今のところ、農場の支援経験はありませんが、食の安全は「農場から食卓まで」であり、この研修で学んだことを活かし、フードチェーンの線をより太く、そして面に至るよう、ASIAGAP指導員としても「食の安全・おいしさ倶楽部」の活動範囲を広げていきたいと思います。

以上

HACCP導入支援と「新工場建設」

私のクライアント様で、先月(4月)に新工場竣工を迎えることができました、昨年の計画段階から私も関わらせていただき、この日を迎えられたこと素直に喜びたいと思います。人財不足も踏まえできるだけ自動化を目指し、さらに、FSSC22000認証も見据えた設計になっております。

 これに至ったのも、現工場でFSSC22000認証取得することで営業も力が入り、拡販につながり生産工場増強への流れであります。

 ハードの完成と共に、今から新たなスタート。FSSC22000認証取得に向け、FSSC22000の仕組みをうまく活用し、従業員の力量アップ、そして生産性アップの支援を続けていきたいと思います。

HACCP導入支援と「GFSI」

群馬県で、このところ大型店のオープンが続いております。

GFSI(Global Food Safety Initiative)メンバーであるコストコ様も昨日(4月26日)、群馬県明和町にオープンしました。

今一度、GFSIについて振り返ってみます。

(1)GFSIとは

GFSI(Global Food Safety Initiative)は、フードサプライチェーンを構成する食品事業者、食品規格に係る国際機関、認証機関、学術機関など、食品安全の専門家が集まり、世界規模で食品安全を改善する活動に取り組んでいる非営利団体です。

(2)メンバー

  コカコーラ、ネスレ、カルフール、モンデリーズ、マクドナルト、ウォルマート、タイソン、中糧集団有限公司、テスコ、イオン、ダノン、ドール、アマゾン、オーシャン、メトロ、コストコ、新希望六和股份有限公司等、世界の流通・食品大手約 650社が加入

(3)GFSIの設立の経緯

 GFSIの設立当時、世界では、BSEやダイオキシン、リステリア菌汚染など、深刻な食品事故が相次いで起きていました。一方、食品安全の管理を厳しくするために、各食品事業者が管理項目を新設・増加し、その結果、工場監査の重複が起き、工場と事業者ともに時間やコストの負担が増えていました。

 原材料の調達がグローバル化する中、そうした問題を解決し、確実に安全な食品を消費者に届けるために、2000年5月にGFSIは設立されました。

(4)ビジョン

Safe food for people everywhere

すべての人々に安全な食品を提供する

(5)ミッション

世界中の人々へ安全な食品を確実に届けるために、

食品安全マネジメントシステムの継続的改善を行う。

GFSIの狙いとして, 各企業が行っていたサプライヤー評価のための二社監査の外注化、そして、大手の小売り, メーカーと取引を行うにはGFSI承認の認証スキームによる認証が必要になってきて、ますます、GFSI承認の食品安全認証プログラム(FSSC22000、SQF、JFS-C等)への取組みの必要性が高まっています。今後も、これらの認証をすることで、輸出も含めさらに売り上げ拡大についながるよう最大限支援していきたいと思います。

HACCP導入支援と「食品安全文化」

3月17日に、令和4年度第3回HACCP普及指導員研修があり、公益社団法人日本食品衛生協会学術顧問 荒木恵美子先生による「“食品安全文化の醸成”を考える」の表題で講演がありました。

 組織文化の醸成の考え方として、「1999年組織文化の要素:ジェームズ・リーンズ(組織事故)より(日科技連)」を取り上げて説明されていました。

  • 報告する文化⇒失敗を報告する/重大事故・ヒヤリハット・軽微な事象
  • 正義の文化 ⇒受け入れる/受け入れない行為の線引き
  • 柔軟な文化 ⇒変化する要求に効率的に対応
  • 学習する文化⇒正しい結論を導き出す意思と能力。改善を実施する意思

 まさに、この4項目が食品安全文化を醸成するキーワードであると思います。

また、講義の最後の方で、「マネジメントレビューへのインプットが文書だけでよいのか?」の投げかけがあり、「Genba Walks(トップマネジメントが施設内を歩いて確認する活動)」を挙げられていました。計画的に、たとえば毎週1回、30分から60分(長時間ではいけない)現場を歩き、人々の話を聞き、人々の行動から現場の状況を自己評価すること。その結果を“Kaizenn”につなげること。そして、改善にはコーチングが大切と話してられました。思えば、私も現役の時、現場散歩と称して、現場をブラブラしながら、一声掛ける、現場の流れを肌で感じることで、現場の状況を把握していたことを思い出しました。(改善につなげたかどうかはいささか自信がないですが(笑))

 食品安全文化醸成にはトップの意思・行動が重要であることは勿論ですが、従業員全員が学び続けること(Learningu)ができる環境づくりもとても大事と感じています。製造で時間がない、教える人がいない、、と教育の場をつくるハードルは高いですが、自ら学ぶことは隙間時間をうまく活用することで実現可能と思います。私もまだまだ成長期! 少しでも多くの皆様にお役に立てますよう学び続け自分磨きをしていきたいと思います。

HACCP導入支援と「補助事業(補助金)」

国内外の食品安全レベルの向上及び輸出に向けて中小事業者が段階的に食品安全に取り組むことができるよう、食品安全マネジメント規格の取得推進及び食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業の募集が開始されました。是非、有効に活用いただければと思います。

(1)「JFS規格取得モデル事業者」募集((一財)食品安全マネジメント協会HPより)

今般、(一財)食品安全マネジメント協会(JFSM)がモデル実証の対象となる事業者の公募を始めました。

募集期間:令和5年5月31日(水)まで

募集内容の詳細につきましては、下記サイトをご確認ください。

https://www.jfsm.or.jp/information/2023/230306_000773.php

※JFS規格とは

JFSMが運営する日本発の食品安全マネジメント規格です。

中小企業も取り組みやすいよう3段階制(JFS-A, JFS-B, JFS-C)となっており、そのうちJFS-C規格は国際食品安全イニシアチブ(GFSI)から承認を受けている国際標準に対応する規格です。JFS-A, JFS-B規格は2021年6月から義務化されたHACCPの衛生管理に対応しています。

(2)食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業(農林水産省HPより)

<募集の開始について>

令和5年3月13日(月曜日)より、「食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備緊急対策事業(令和4年度補正予算)」の追加募集、「食品産業の輸出向けHACCP等対応施設整備事業(令和5年度当初予算)」の募集を開始しました。なお、令和5年度当初予算事業の実施につきましては、予算成立が前提です。

本事業への応募をお考えの方は、以下の内容をご確認の上、整備する施設の所在する都道府県窓口にご相談いただきますようお願いいたします。なお、募集の締切日は各都道府県により異なりますので、各都道府県窓口に確認してください。

(参考)都道府県から地方農政局等への提出は、令和5年4月13日(木曜日)

<補助対象>

①施設等整備事業

輸出先国等の政府機関が定める、HACCP等の要件に適合する施設の認定、ISO22000、FSSC22000、JFS-C、有機JAS等の認証取得に必要な施設・設備の整備(新設・増築(掛かり増し分)、改修)及び機器の整備

②効果促進事業

認定・認証取得に向けたコンサルティング費や取得後の適切な管理・運用を行うための人材育成に係る研修費等(①の事業費の20%以内)

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/gfp/attach/pdf/haccp-33.pdf

HACCP導入支援と「FOODEX JAPAN 2023」

先週(3月7日~10日)、表記の「FOODEX JAPAN 2023」が、東京ビックサイトで開催され、10日(金)に行ってきました。

 4年ぶりに世界60か国・地域が参加、約2500社、3200製品以上の出展とのこと。

まさに、アジア最大級の国際食品・飲料展として、日本全国、世界各国からの出展者と来場者の商談機会であり、日本食輸出の促進、海外における日本食市場の開発が期待されます。

また、健康増進・環境配慮につながる商品開発もいくつか見られ、今後の商品開発にとっても参考になりました。

 改めて、食のすそ野の広さ、そして、飲食することの楽しさを感じ取ることができ、さらに、健康で幸せな状態=ウェルビーイングな生き方のなかに、「食」が大きな役割を担うと確信した次第です。

だからこそ、食の安全・安心な基盤構築をご支援することで、3S(健やか、スマイル、至福)に貢献していきたいと強く思った次第です。

HACCP導入支援と「食品トレーサビリティ」

 先日、私のクライアントで「トレーサビリティ」のテストをしました。あるお客様から特定の商品のクレームが来たという前提で、その商品の原料資材までさかのぼって問題があるかどうか確認する作業です。今までの企業様の取組みでは、食品安全チームリーダー、またはチームメンバーでその作業を実施していましたが、今回は現場の皆様を巻き込んだ取り組みでした。今回とても感動したのは、実際のトレーサビリティで一部不備があったら、「これはこうしよう!このような記録を取ろう!」とその場で次々と改善案が出たことです。「記録も重要なんだ」という発言も出て、とてもすばらしいことと改めて感心しました。

 一番良く知っているのは日々業務に当たって記録をしている現場の皆様。お客様に信頼を得る業務をしているのも現場の皆様。まさに、「私たちの業務は私たちがよくしていこう」を肌身で感じた良い取組みで、私もより強く応援しようという気持ちになりました。

 参考までに以下記載します。

<食品トレーサビリティとは>

食品のトレーサビリティとは食品の生産、加工及び流通段階を通じて食品の移動ルートを把握できるよう食品を扱ったときの記録を作成・保存し、食品事故等の問題が発生した際に、その食品を追跡可能にすることです

トレーサビリティにはトレースフォワード(追跡)とトレースバック(遡及)が可能なことが求められます。製品の時間経過に沿って追跡することをトレースフォワード、時系列を遡って製品の移動記録を辿ることをトレースバックと言います。

「トレースフォワード」

フードチェーンの各段階で、トラブルや事故等が発生した食品がどこに行ったのかを

川下に向かって追いかけることができるので、流通先・販売先が特定でき、対象の食品

の回収がしやすくなります。

「トレースバッグ」

トラブルや事故等が発生した食品がどこから来たのかを川上へ追いかけることができ、

対象食品のトラブルや事故の原因を調べたり、仕入れ元の特定、関連する生産ライン・

工程・ロットなどの早期特定、原因に対する対策・改善の実施が可能になります。