群馬県で、このところ大型店のオープンが続いております。

GFSI(Global Food Safety Initiative)メンバーであるコストコ様も昨日(4月26日)、群馬県明和町にオープンしました。

今一度、GFSIについて振り返ってみます。

(1)GFSIとは

GFSI(Global Food Safety Initiative)は、フードサプライチェーンを構成する食品事業者、食品規格に係る国際機関、認証機関、学術機関など、食品安全の専門家が集まり、世界規模で食品安全を改善する活動に取り組んでいる非営利団体です。

(2)メンバー

  コカコーラ、ネスレ、カルフール、モンデリーズ、マクドナルト、ウォルマート、タイソン、中糧集団有限公司、テスコ、イオン、ダノン、ドール、アマゾン、オーシャン、メトロ、コストコ、新希望六和股份有限公司等、世界の流通・食品大手約 650社が加入

(3)GFSIの設立の経緯

 GFSIの設立当時、世界では、BSEやダイオキシン、リステリア菌汚染など、深刻な食品事故が相次いで起きていました。一方、食品安全の管理を厳しくするために、各食品事業者が管理項目を新設・増加し、その結果、工場監査の重複が起き、工場と事業者ともに時間やコストの負担が増えていました。

 原材料の調達がグローバル化する中、そうした問題を解決し、確実に安全な食品を消費者に届けるために、2000年5月にGFSIは設立されました。

(4)ビジョン

Safe food for people everywhere

すべての人々に安全な食品を提供する

(5)ミッション

世界中の人々へ安全な食品を確実に届けるために、

食品安全マネジメントシステムの継続的改善を行う。

GFSIの狙いとして, 各企業が行っていたサプライヤー評価のための二社監査の外注化、そして、大手の小売り, メーカーと取引を行うにはGFSI承認の認証スキームによる認証が必要になってきて、ますます、GFSI承認の食品安全認証プログラム(FSSC22000、SQF、JFS-C等)への取組みの必要性が高まっています。今後も、これらの認証をすることで、輸出も含めさらに売り上げ拡大についながるよう最大限支援していきたいと思います。