この度、SQF(Safe Quality Food)認証に向け5月からご支援させていただくクライアントに恵まれました。現在、「FSSC22000」認証に向けてご支援させていただいていますクライアントに加え、「SQF」認証に向けたご支援ができることに喜びを感じています。内容的にはGFSI(Global Food Safety Initiative:世界食品安全イニシアティブ)によって承認されている規格であり、FSSC22000と同じ国際標準です。
SQFの概要・特長は以下の通りです。
<SQFの概要・特徴>
- 1994年、オーストラリアの政府機関によって策定されたSQFは、2003年に米国・食品マーケティング協会(Food Marketing Institute:FMI)有するところとなり、FMI傘下であるSQF インスティテュート(SQFI)によって運営されている。 また、2004年には、SQF(レベル2)が、GFSIより承認を受けた。
- 製品認証であるため、ライン認証が可能
- 認証レベルが3段階に設定
LEVEL1:食品安全の基礎
LEVEL2:HACCPに基づいた食品安全プラン(レベル2以上がGFSI承認スキーム)
LEVEL3:包括的な食品安全・品質管理システム
- LEVEL3の認証は、製品等にSQFシールド(認証を証明するマーク)の貼付けが可能
- 審査スコアによる格付け
合格点は70点であり、算出された審査スコアによって、E(優)、G(良)、C(合格)、F(不合格)の格付けが行われる。
まずは、ギャップ診断から取り組みますが、大事なのは、認証取得ではなく、認証取得に向け取り組むことで、従業員の皆様の食品衛生・食品安全に関する感度を高め、安全でおいしい食品造りの強固な基盤・組織を構築することと思っています。食品安全チームはもちろん従業員の皆様一人ひとりの胎に落ち、PDCAが回る(継続的改善)しくみを構築していきたいと思います。