昨日(8/6)、公益社団法人日本食品衛生協会主催のHACCP普及指導員向け研修、第3回「HACCP、やってる」を受講しました。内容は、コーデックス食品衛生部会で改訂作業に従事されました山口大学共同獣医学部 豊福 肇 教授による「コーデックス食品衛生の一般原則の改訂について」の講演です。今回の改訂(50年ぶり)で、GHP(適正衛生規範)とHACCPの関係の明確化、妥当性確認と検証の明確化など、見直しのあった点を中心に説明があり、改めてHACCPの改訂について理解を深めることができました。

 さらに、冒頭の公益社団法人日本食品衛生協会の挨拶で、私たちHACCP普及指導員向けに、「HACCPは営業事業者が主体となって取り組んでいただくよう普及をお願いしたい」旨話がありました。私の理解では、HACCPの義務化という言葉が持つ、国または県からのやらされ感を少なからず感じている方が多いと思っていましたが、今回の食品衛生法改正の意図は、食品事業者が主体となってHACCPの手法を活用しながら食品衛生レベルをアップするということ、そのお手伝いを私たちHACCP普及指導員が背中を押しながら支援するということを改めて認識した次第です。食品関連事業者の皆様がHACCPの必要性を感じ、やる気を出せるかも大事な役割。まだまだHACCPの普及には時間がかかりそうですが、だからこそ私たちが熱い思いで食品関連事業者様への支援を全力で取り組んでいきたいと思います。