変異株による新型コロナウルス感染症拡大に伴い、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置が発令されており、飲食店の皆様には改めて厳しい状況が続いています。そんな中、持ち帰り(テイクアウト)や宅配(出前)等のサービスを開始しているところが多くなってきました。
ただ、今年は梅雨入りも早く、これからの季節、気温や湿度の上昇により食中毒のリスクが高くなっています。売上拡大、お客様に喜んでいただけるようにと思って取り組んでいることも食中毒を発生してしまったらマイナスになってしまいます。
持ち帰りや宅配等の食中毒予防に向け、厚生労働省から、以下の通知が昨年5月に出されています。
(1) 持ち帰りや宅配等に適したメニューを選定してください。(鮮魚介類等の生ものの提供は避ける等)
(2) 施設設備の規模に応じた提供数量としてください。
(3) 加熱が必要な食品は中心部まで十分に加熱してください。
(4) 調理済みの食品は食中毒菌の発育しやすい温度帯(約20℃~50℃)に置かれる時間を極力短くなるよう、適切な温度管理(10℃以下又は65℃以上での保存)を行ってください。
例えば、小分けによる速やかな放冷、持ち帰り時の保冷剤の使用、保冷・保温ボックスによる配達など
(5) 消費者に対して速やかな喫食やアレルギー物質等について口頭やシールの貼付等により情報提供をしてください。
また、以下のリーフレットも作成されています。
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/62323/kourou.pdf
家庭でも安心して、安全でおいしい飲食店様の料理をいただくことで、飲食店様を応援し、少しでも多くの皆様に上質な日常(笑顔、至福な時)が過ごせるよう尽力していきたいと思います。